LINEとTwitterの有用性を今更ながらに痛感したので反省しました
地震、台風、豪雨様々な気象異常で被災されたすべての方にお見舞い申し上げます。
私自身はあまり自然災害による影響を受けにくい地域に暮らしているので、まさか自分が被災者になるなんて思ってもいませんでした。
2018年7月の西日本豪雨で、間接的な被災地域になりました。
豪雨によって、地域をカバーしていた浄水場が水没し、約10日間の断水生活を経験しました。
断水生活
自宅が浸水したわけではありませんし、身内を亡くしたわけでもありません。
ただ、水道の蛇口をひねっても水が出て来ないだけの生活です。
そうは言っても、やはりなかなか大変でした。
今でもまだ避難場所から動けない方々もおられます。
水が出ないだけなのに、こんなに疲労するんだ・・・痛感しました。
津波の被害や震災を思えばどれほど大変な思いをされたのだろうかと思わずにいられませんでした。
まず、朝起きて顔を洗うにも水が無い・・・
キッチンペーパーに大切な飲料水を染みこませて顔を拭くだけ。
食器にはラップを貼って、洗わなくても良いようにしました。
お風呂はもちろん入れないので、タオルを濡らしてレンジでチン。
蒸しタオルを作って身体を拭きます。
子供の髪はこの際だ!と、短く切りました。
自分の髪は切れないので、お風呂に溜めていた水で少しづつ洗いました。
シャンプーを泡立てた後は、これでもか!!くらいに絞ります。
コンディショナーは水で薄めてチョロチョロ流して、もう一度水で流しておしまいです。
LINEとTwitterの存在は大きかった
普段はスマホは緊急時の連絡用か、電子書籍を読むためだけの存在でした。
LINE?めんどくさいな~
Twitter?見ないし、関係無いもの。
そのくらいの認識でしかありませんでした。
今回の断水生活で一番情報が早かったのがLINEでした。
遠方に住む従姉妹から
「その一帯がお昼の12時から断水になるって。お風呂に水を溜めて!!」
こんな一報が入りました。多分、親戚中に送ったのでしょう。
市のホームページを見ても何もUPされていませんでした。
とりあえず、お風呂場の湯船に水を張りながら、ヤカンや鍋に可能なかぎり水を溜めていきました。
この時はまだ甘く考えていました。本当に断水するの?しても、じきに断水は解除されるだろうと。
夜になり、浄水場が水没した事を知りました。
全国のニュースでは豪雨であったとしか流れてきません。
どのくらいの被害が出ているのか、まったく掴めませんでした。
ママ友LINEで小学校や中学校が休校になるようだと教えてくれました。
学校から連絡が入ったのはその後です。
被害の状況はネットで見ました。
twitterにあげていた人がいたのです。自分のドローンで撮影した動画でした。
TVのニュースからは詳しい状況はまったく分かりませんし、市のHPにも断水が始まったことしか分かりません。
結局、TwitterとLINEからの情報で断水は簡単には解除されないだろうということしか分かりませんでした。
高速道路は通行止めになっていますし、主要な鉄道も線路の下が崩れてしまっているので、いつ開通するのか分かりません。
「水と食料を送るよ!!」有り難い申し出もありましたが、道路が通行止めのため、流通もストップしています。
自宅に2L入りのペットボトルがたまたま2本あったのと、炭酸水が1箱ありました。
一晩かけて溜めたお風呂の水とヤカンや鍋に溜めた水、炭酸水が1箱。
近くのスーパーやコンビニには水も食べ物もありませんでした。
アルコールやジュース類はあるんです。
とても不思議な光景でした。水とパン、お総菜だけが無いんです。
市のHPはまったく役にたっていません。
被害状況も載っていなければ、断水がどのくらい続くのか大まかな事さえ何も無いのです。
どこに行けばお風呂に入れるのか、コインランドリーはどこから動いているのか、そういった必要な情報はLINEとTwitterでした。
給水情報もLINEが早かったです。
中にはこれをTwitterにつぶやいていいのだろうか?というものもありましたが、こんなにLINEとTwitterを見ていたことはありませんでした。
近所のクリーニング屋さんが井戸水が出るから、洗濯だけは無料でしますよー。とTweetしていたので、LINEで流しました。
お寺の井戸水が解放されている事も色んな人が拡散しました。
電気が通っていたのは不幸中の幸いでした。
断水生活の終わりが見え始めたころにやっと全国ニュースで被害の様子が流れ始めました。
まとめ : 断水生活を終えて
LINEとTwitter。今では大切なアイテムですね。
自然災害にはどんな抵抗も無駄ですし、援助を待ってなんかいられません。
情報拡散の一番手がスマホという現実を実感しました。
自分だけは被災者にならないなんて分かりません。
スマホが使えない世代は大変だったでしょう。
子供にいつからスマホを持たせるのか、考える必要があると思いました。
色々なことを改めて考えさせられた10日間でした。