「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは何?気になるカロリーと美味しい作り方
「おはぎ」といえば身近な和菓子代表ですよね。
買ってきて食べるものだと思っていませんか。
作るのは意外と簡単なんです。おにぎりが作れるなら、「おはぎ」なんて楽勝です。
作りたてのおいしさは、買ってきたものでは味わえないおいしさです。
我が家の子供はなぜかあまりケーキや駄菓子を食べません。
どちらかというと、和菓子の方が好きなんです。
甘いものに目が無い知人にも私の作る「おはぎ」は好評です。
季節に関係なく、せがまれると作ります。
新米が出てお米の美味しい季節になったので、忘れないうちに書いておこうかな?
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「おはぎ」と「ぼたもち」の違い
面倒なので、結論から言いますと「おはぎ」と「ぼたもち」は同じものです。
材料も作り方も同じなのです。つぶあんだのこしあんだのも関係ないんです。
ではなぜ呼び方が違うのか。
日本の文化というか、季節を大事にしてきた経緯といいますか、食べる時期によって呼び方が違うのです。
「おはぎ」は「お萩」とも書きます。
「萩」は秋を代表する言葉ですよね。季語でもあります。
「ぼたもち」は「牡丹」からきています。
「牡丹」は初夏の季語です。花が咲くのは春なんです。
なので、春の彼岸ころに食べるものを「ぼたもち」、秋の彼岸ころに食べるものを「おはぎ」と呼んでいたのです。
夏と冬にも呼び名が変わるようで、夏は「夜船」冬は「北窓」と言うようです。
日本人の感性って繊細だな~と感じませんか。
ただの「あんころもち」一つに呼び名が四つですよ。
先人の感性に尊敬の念しか出てきません。
色気より食い気が旺盛なので、そろそろ次へ進みますね。
「おはぎ」の気になるカロリー
おはぎの材料はもち米と小豆、砂糖です。
材料だけを見てもカロリー高そうだなぁ~という雰囲気がプンプンしていますよね。
はい、その推理は正解です。
1個当たりのカロリーは約180キロカロリー、100gあたりが268キロカロリーだそうです。
100gはMサイズの卵が2個です。ちょっと大きめのおはぎなら余裕で250キロカロリーはオーバーしてますね。
現代社会を生きる私たちにとって、おやつで食べて良いものでは無さそうです。
おはぎが食べたいなら昼食は無しで!くらいで無いとカロリーオーバー決定ですね。
さらに追い打ちをかけますと、もち米も小豆も砂糖も糖質が多いので(砂糖は糖分そのもの)ダイエッターや糖尿病の方などは要注意です。
血糖値が急上昇する食べ物の代表です。
こんな事を書いていると、たかが「おはぎ」されど「おはぎ」という気分になってきます。
食べたくなってきました・・・
「おはぎ」を作ってみよう!!
「おはぎ」は作るの大変そうなイメージがありますが、イメージ先行しているだけです。
作ってみると結構簡単ですよ。
しかも、手作りならカロリーを抑えた「おはぎ」も出来ちゃいます。
「おはぎ」のイメージってあんこでくるんである黒っぽい感じですか?
それとも、きな粉がまぶしてある黄色っぽい感じですか?
大多数は黒っぽいあんこがたっぷりなイメージを持つ方が圧倒的な感じがしますが、外側がきな粉にした方がカロリーを抑えられます。
作り方とポイント
- もち米を研いで炊飯器にセットし、砂糖を加え普通に炊く。
- 炊きあがったもち米を木べらなどで好みにつぶす。
- 水で濡らした手に適量のもち米を取り、中央を窪ませてあんこを包む。
- 形を整えて、きな粉をまぶす。
ポイント
もち米は研いですぐに炊くのです。水の吸水率が普通のお米よりも早いので、研いでいるそばから吸水しています。
水に浸しておかなくて大丈夫なんです。
そして、炊くときに少し砂糖を入れます。もち米2合に対して砂糖が小さじ2杯くらいです。
砂糖を少し入れて炊くことで、冷めても固くなりにくくなります。
炊きあがったもち米のつぶし加減はお好みで。
「半殺し」でも「皆殺し」でもOKですが、「半殺し」の方が楽です。
炊きあがってすぐだとつぶすのが楽です。冷めないうちにドカドカやってください。
あんこは中に包む方が量が少なくて済みます。
もち米の外側をあんこで包もうとすると、かなりの量のあんこが必要です。
中に入れると少量でも満足できます。
かなりカロリーは抑えられると思います。
まとめ
手作りの「おはぎ」を食べてしまうと、市販のものは食べられなくなってきます。
甘さも加減できますし、ほんのり温かい「おはぎ」は格別です。
お子さんも一緒に作るのも楽しいですよ。
さて、わたしも恒例の「おはぎ」を作って甘党の待ち人のもとへ届けに行きます。
美味しそうな顔を見られるのも手作りならではですね。