鼻血が出たときの正しい対処法~子供も大人も同じです~
子供って鼻血をよく出しませんか?
我が家の次男はよく鼻血を出します。
もともと鼻の粘膜が弱くて鼻血が出やすい体質もあるけど、本人が触るのでよけいに出ます。
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鼻血が出た時の一般的な反応
鼻血が出ると
「上を向け」とか、首の後ろをトントン叩くってしちゃったりしてませんか。
あれ、なんでするんだろう・・・
鼻から血が出ているのに、首をトントン叩いて止まるわけが無いです。
上を向いたらどうなるか、分かります?
外に出るはずだった血液がのどに流れ込むんです。
最悪は血液を飲み込んでしまうので、気持ちが悪くなって吐きますよ。
小さなお子さんが鼻血を出すと普通あわてますよね。
周りの大人があわてると、本人はもっとビックリします。
鼻から血が出ているだけでもビックリしているのに、さらに動揺しちゃいます。
そんな時は「大丈夫だよ~」オーラをいっぱい出して安心させてあげましょう!!
鼻血が出たときの正しい対処法、いきますよ~
鼻血の正しい対処法
1.下を向かせる
間違っても上を向かせてはいけません。
血液の中には鉄分が含まれています。
鉄剤のお薬もそうですが、飲むと気持ちが悪くなります。
鼻血を飲み込んでしまわないように下を向かせてあげて下さいね。
2.ティッシュで軽く押さえながら、鼻をつまむ
とりあえず、血まみれになっているのでそれをティッシュで拭き取ります。
そのあとは、鼻をつまんでください。
鼻血が出ている方だけでいいのですが、そんなことは難しいです。
子供の鼻はそもそも小さいので、鼻の小鼻を両方ともつまみます。
早く止めるポイントはつまんだ時に後ろ頭の方、ようするに押しつけるように思いっきりつまみます。
どこから出血しているのか、確認なんて出来ないので、鼻ごとつまんでしまうのです。
耳鼻科的に言えば キーゼルバッハ部位 が鼻血の好発部位だと言われています。
こんな事をすればお子さんは泣くでしょう。
思いっきり鼻をつまめば痛いですもん。
でも一番確実に鼻血は止まりますよ。
下を向かせて、口をあけておきます。
これは血液を飲み込まないようにするためです。
5分もつまめば大体鼻血は止まります。
鼻をつまむのが怖い場合
鼻を思いっきりつまむのが怖い~っていう人。
ティッシュをがっつり詰めましょう。
手加減しなくていいです。しっかりと詰めましょう。
鼻をつまむよりも押さえる力が弱いので、血液がのどに流れる可能性は低くなります。
それでもティッシュを詰める方法を選んでも、下を向くは絶対です。
出来れば、口に流れてきた血液は吐き出させてくださいね。
ティッシュをガッツリ詰めて鼻血を止める方法を選んだ方、詰めたティッシュはゆっくり、そ~っと抜いてくださいね。
ティッシュは鼻の粘膜にくっつきやすいので、サッと取ると粘膜に傷をつける危険性があります。
ゆっくりと回転させてから、優しく取り除いて見て下さい。
血の着いた服の洗い方
血液がついた服は水で洗いましょう。
真冬なら手がかじかまない程度のぬるま湯なら大丈夫。
お湯で洗うと汚れが落ちなくなります。血液が固まってしまうためです。
お水で石けんが一番落ちやすいです。
血液汚れを落とす専用の洗剤があれば、それを使うのが一番よく落ちます。
最後にもうちょっと知っておくと良いこと
汚れた顔は捨ててもいい布で拭いてあげるか、キッチンペーパーを濡らして拭くと便利です。
血液は匂いもします。
早めに拭き取ってあげるだけでも安心しますよ。
「あ~、鼻血?大丈夫よ~」っていう雰囲気で接していると子供も安心します。
何度も繰り返していると自分でティッシュで押さえながら
「おかあさん、鼻血でた~」ってやってくるようになります。
余りにも鼻血がひどくて、朝起きるとシーツも布団も血まみれっていう事が何度もあるようなら
耳鼻科で相談するのもいいかも知れません。