家庭の医学

布ナプキンの危険性と今後への期待を込めて正しい知識を持って欲しい

布ナプキンというものが世の中に出回り始めてどの位でしょう。

ここ10年くらいではないでしょうか。

布ナプキンの存在を知った時はすぐに消えてしまうのだろうな、と思っていました。

 

洗って、干して、片付けるという作業を繰り返すんですよね。

うわ~面倒くさーい。無精なわたしには向いてないですもの。

それが、私の予想に反して結構普及しているんですね、布ナプキン。

もうビックリを通り越して、止めてー!!!!と叫ぼうかと思いました。

 

完全に布ナプキンを否定しているのではないんです。

「こんなのがあったらいいな~」

「布製の気持ちがいい生理用品があればうれしいな」

そんな気持ちは同じ女性として、理解出来ます。

警鐘を鳴らしている記事も見かけるようになってきましたね。

それにはやはり理由があるんです。

 

医療者から見た布ナプキン

ナプキンの歴史をたどれば、使い捨てが一般化する前までは布を使っていたとおばあちゃんに聞いた事があります。

昭和の30年代は脱脂綿をカットしてティッシュでくるんで使っていたそうです。

なので薬局には山のように脱脂綿が売られていたとか。

使い捨てのナプキンが販売される時には新聞に見開きで広告が出たそうです。

 

使い捨てという便利なものがあるのに、どうして布なのか。

医療関係者としては見過ごせないと思ってしまいます。

使い心地に関しては使った事が無いので、まったく分かりません。

しかし、

・冷えが解消される

・生理痛が無くなる、もしくは軽くなる

・臭いがしなくなった

・出血量が減った

・血液の塊が無くなってサラサラの血に変わった

この辺りは完全に眉唾ものですね。

医学的な根拠はまったくありません。

子宮はお腹の奥の方にあります。身体の外に当てるものが綿素材だからといって温まるはずがないんです。

冬に塗れた綿素材のTシャツを着ていられますか?

寒くて着ていられないと思います。

この事からも、「綿素材だから温まる」のは納得が出来ません。

 

生理痛が軽くなる、無くなるというのも気持ちの問題としか考えられません。

臭いがしなくなる、これは取り替える頻度が増えるので、そのように感じるのかもしませんね。

出血量が減るというのも見かけましたが、これまた根拠レスです。

1回の生理でおよそ200mlの出血量があります。(生理期間中のトータル量です)

個人差があるのは当然ですが、生理用品を変えたくらいで本来の身体の仕組みが変わるとは考えられません。

 

血液の塊が無くなってサラサラの血になった。

これまた ? です。

生理の時の血液の塊は身体の中で出来たものです。身体の外に出て固まったのではありません。

血液の塊の大きさや量は病気(子宮筋腫や更年期障害など)を診断する時の大切な情報にもなります。

出来れば大きさや色、量を知っておく方が自分の健康を守るための大切なバロメーターなので、大切ことです。

 

感染症の危険

それよりも私が気になって仕方が無いもの、それは

 

「血液を流している」

 

これ、です。

きちんと正しく処理をしているのなら、何も文句はありません。

正しい処理を理解して、実行していますか?ユーザーのみなさん。

 

医療現場では血液がついたものは専用の容器に入れて、医療廃棄物として厳重に管理され、廃棄されます。

病院には不特定多数の患者さんが来られます。全ての患者さんの検査(感染症など)が行われているはずがありません。

今現在で病気の原因が判明しているものばかりでもありません。

 

HIV=エイズ も30年前には発見されていなかった病気です。

日本人感染者が確認されたときには大騒ぎになるほどでした。

 

まだ発見されていない病気もあるんです。

日本全国の上下水道も完全な状態ではありませんよね。

私の住む地域ではまだ下水道が完備されていないので、入浴剤を使ったんだなぁって分かる、まだ湯気が出ているものが川を流れていたりします。

 

汚水はトイレに流していますか?

フタ付きの容器にハイター等の塩素系消毒液と一緒に漬け込んでいますか?

 

水1lに対して20mlのハイターです。かなりの濃度になりますよね。

嘔吐、下痢で有名なノロウィルスの消毒とは比較出来ないほどの高濃度です。

そんな高濃度の液に1時間も浸けておかなければ正しく処理出来ているとは言えないのです。

 

まさか、流水で洗い流してなんかいませんよね???

 

家庭の排水が直接川や海へ流れている地域はたくさんあります。

日本は島国です。当然周りは海です。海にも生物がいます。

そこに汚染しているかも知れない血液がそのまま流されていると想像するだけでぞっとします。

 

布ナプキンを使っている人だけの問題ではないですよね。

自己責任の範疇で済む問題では無いように思います。

 

 

こちらに詳しく説明してあるサイトをご紹介します。

 

 

繰り返し使うから、使い捨てではないからエコである。というのはやや強引なのでは無いでしょうか。

捨てない代わりにたくさんの水を使い、塩素系消毒薬を必要とするのにどこがエコなんでしょう。

塩素系消毒薬に浸けていれば可愛らしい色も模様も無くなってしまうでしょうし、布自体も痛みが激しいと思います。

1枚の布ナプキンの寿命は短いだろうと予測出来ますよね。

オーガニック素材を使用していても、洗濯や消毒をした時点でオーガニックでは無くなってしまっています。

 

愛用者も危険

布に血液を受け止めてもらおうとすれば、ある程度の厚みが必要になります。

夏は乾くでしょうが、冬は生乾きの危険性があります。

完全に血液が落とされていれば良いですが、残っていた場合細菌が繁殖するかっこうの場になります。

 

布ナプキンの広がりとともに婦人科でお腹の痛みを訴える方が増えて来ています。

使っているご自身が病気になることもあるのです。

布ナプキンを愛用しているなら、乾燥機を使って高温でしっかり乾燥させてくださいね。

 

 

まとめ : 布ナプキンの未来へ期待する

布ナプキンについていろいろと調べていて、安心したこともありました。

それは、布ナプキンにも使い捨てがあるということです。

紙ナプキンと重ねて使うようですが、使い捨てであるというのは良いですね。

どうしても紙ナプキンが肌に合わずにかぶれてしまう女性にとってはうれしい商品ですね。

 

布ナプキンの人気の理由に使い心地があると思います。

紙ナプキンの張り付く感じがイヤ、それならば使い捨ての布ナプキンを使っていただけませんか。

未来を担う子供達に危ない環境を残さないような努力を大人はしないといけないと思うんです。

布ナプキンの利用には正しい知識と確かな裏付け、そして確実な処理を行うことを大前提にしていただきたいと切に願っています。

 

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