熱中症から我が子を守るために親に出来る事~学校任せは危険がいっぱい~
7月は熱中症になりやすい時期です。天気予報でも熱中症危険指数などが報道されるようになりましたよね。
『熱中症』って聞いたことがあるけど、よく知らないって方が多いのではないでしょうか。
重症だと命を失うんです。
つい最近、友人のお子さんが小学校で熱中症になりました。
この時の学校の対応は最悪なものでした。
幸いにして、命に別状はありませんでしたが、ニュースになってもいい程でした 💢
Contents
学校の現状
今の学校は温度と湿度が両方測れる温湿度計を設置しておく、とか運動などをさせる場合には強制的に水分を摂らせるなど県からなのか国からなのか、指導を受けているのです。
指導通りにしていても熱中症になることはあるでしょうが、管理不行き届きで熱中症を引き起こした場合は完全に学校側の責任です。
「学校の責任」と、責めたところで子供の状態が良くなるわけではないし、簡単には責任問題を認めないこともあります。
でも、文句のひとつも言ってやりたい!!
うちの子をどうしてくれるんだ!
言ってもいいと思うんです。モンペだと思われようと言われようと、いいじゃないですか。
子供を守れるのは親だけなんですよ。
熱中症は起こさないようにするのが大事なんです。熱中症かも?だったら早急な対応が必要なんです。
だって最悪は命に関わるし、後遺症が残ることもあるんですから。
「対策はきちんとしていました」
そう、ふざけた事をおっしゃったそうです。
きちんとしていて熱中症にどうやったらなれるのか教えていただきたいものです。
教えるのを専門としている集団なんでしょう?
現役ナースとしては見過ごす訳にいきません!!
大事な我が子を守るために親として出来る事があるとすれば、してあげたいですよね?ね??
『熱中症』とは、なんぞや。
詳しくはネットで調べて下さい。いくらでも検索で出てきます。
どんなに調べてもすぐには見つけられない、家庭で出来る事や応急処置を伝授しますね。
このページ、印刷するかコピペでもして保存しておいてくださいよ~
ブックマークでももちろんOKです (^^)v
予防は出来るのか?
熱中症を予防するって出来るの?
はい、完璧に予防することは出来ません。それでもしないよりは数段ましです。
是非、実践してください。
学校に持って行くお茶の中に塩と砂糖を入れる
学校によっては夏場に限り、スポーツドリンクOKってところもあるそうです。
それでも中学校以上が多いようです。
小学校は許可をしていない学校が圧倒的に多いんです。
なぜなんでしょうね。命を守るために必要ならスポーツドリンクくらい準備しますよね。
そうは言っても毎日1リットル以上を持って行かれるのはお財布にも厳しい(×_×)です・・・
うちの子は夏場にはひとり1.5L×2 なので毎日3Lは必要なんです。
兄弟がいれば人数分が増えます。夏が終わるまでに一体いくらかかるんだ・・・
でも熱中症や脱水は非常に怖い、なって欲しくない。
そこで、簡単に出来る 「なんちゃって補水液」 を持たせましょう。
作り方は簡単です。
お茶1リットルに対して 塩1g~2g 砂糖4g
塩を入れるといいですよ~というお便りをうちの子供が昨年だったか持って帰っていました。
「ナトリウム摂らせるのって効果的だわ!!」早速麦茶にお塩、入れてみました。
子供達からは大不評・・・
なんでだろ?残った塩入り麦茶を飲んでみました。あなたも一杯いかがです?
麦茶にお塩入れたのを飲んでみてください。まずいです。
ただのしょっぱいお茶です。「飲みなさい!!」と言う方が悪魔です。
スポーツドリンクって少し甘みがありますよね?
飲みやすくするために砂糖でもハチミツでも大丈夫です。目安は1Lに4g(小さじ1杯の8割くらい)ですが、少なくても多くても大丈夫です。
教科書的には水分1リットルを0.1%~0.2%の食塩水にするのがよろしいとなっていますが、さすがに0.2%=2gはしょっぱいです。
毎回計るなんて面倒なので、1回子供さんと試飲して良い所を見つけておいたらいいと思います。
後は目分量でいいと思います。「このくらいだったかな~」全然大丈夫(^^)v
水筒に塩と砂糖をいれて麦茶を少し入れる。
クルクルと揺すって溶けたら氷を入れて、上まで麦茶をドボドボ入れれば完成です。
氷を入れる理由は、飲み物が冷たい方が子供はよく飲む。これだけのことです。
飲んでさえくれれば何でもするし、どうでもいいです。
正直、学校が許可していなくてもスポーツドリンク持たせてやろうかと思っています、わたし。
※追記 2019年度よりスポーツドリンクOKになりました。
この即席簡単補水液を休憩時間のたびに飲むように徹底てきにたたき込みます。
補水液もどき麦茶を飲んでいる息子が言うには、のどが渇いたとき(学校が終わる頃)に飲むと最高に美味しいらしいです。
1時間目が終わって飲んだ時にはまったく美味しくないそうで、給食には合わないと言っています。
経口補水液として正しく機能しているようです。
目分量で作っているので、お味はその日によってまちまちです。
「お母さん、今日のはちょうど良い感じだったよ~」
二度と再現は出来ないんだけどなぁ・・・微妙なさじ加減のようです。
「のどが渇いた」と感じる前に飲む。
ここ、重要なポイントです。
習慣になるように日頃から、ちょこちょこ水分をとるようにしておきましょう。
子供は何かに夢中になるとトイレに行く事や水分を摂る事を忘れます。
年齢が小さいほどその傾向にあります。
おしっこを我慢しながら遊んだ記憶、ありますよね?
小学生のうちは関心するくらい素直です。なので、「のどが渇く前に飲む!」を教え込んでおきましょう。
家に帰ってくるまでに必ず全部飲んで帰って来るように!!
熱中症になったら死んじゃうこともあるんだよ!!
毎日のように言ってます。
バランスの良い食事をする
お母さんには耳の痛い話です。
なるべく日頃からバランスの良い食事を心がける。で、十分です。
心がけていればものすごく偏食にはなっていないでしょうし、小学生や保育園の子供は給食を食べていますから。
栄養の専門家が一生懸命考えてくれた献立を食べています。
「こんばん何にしようかな~」って時には先月の給食便りを見て決めたりもします。
バランスのよい食事を取ると体調の急激な変化にも強くなるそうです。
積み重ねが大事ってことなんでしょうか。
朝食は必ず食べさせる
これ、結構大事です。
朝ご飯を抜くと脳の活性化度合いが違ってくるようです。
脳は一番糖分を使う場所です。朝食抜きは身体にも脳にも良い影響はありません。
準備出来ない~な人は、バナナと牛乳でも十分です。
我が家は昨日の残った(わざと多めに作って残しておく)お味噌汁とおにぎり、たまに卵焼き、もしくはウィンナーが定番です。
お味噌汁は冷たいまま食卓に出す事もあります。
悪魔に思います?
いえいえ、寝起きでのどが渇いているし、ボーッとしている状態で冷たいお味噌汁って、意外と好評なんですよ♪
この朝食には、塩分も糖分も入ってます。
急ぐ気が無い子供達なので、どやしながら、着替えをしながらでも食べられるおにぎりは便利なんです。
お米には水分も含まれていますし、脳が必要とする糖分もあります。
何よりも腹持ちが最高に良い。
小学校にはおやつタイムなんかありませんので、給食の時間まで何とかしなきゃいけないんですよね。
小学校に入学する前から少しづつ朝食にご飯を食べさせるようにすると楽です。
朝食がお米の子供の方が成績も良いらしいですよ。
ドライシャツを着せる
最近は本当にいい商品がいっぱいですよね。
ドライTシャツってご存じですよね。汗をかいてもサラッとしているんです。
子供は汗かきです。汗で濡れた服は気持ちが悪いし、熱がこもりやすくなります。
その点、ドライTシャツは肌に張り付かないので、夏場はもってこいです。
ただし、欠点は汚れが落ちにくいんです・・・
洗濯したのかと聞きたくなるくらい、日々汚れがひどくなっていきます。
汚れがひどくなったら買い換えればいいか・・・そんな感じです。
あれ、熱く語りすぎたみたいですね。
熱中症の予防に関連した事だけでお腹がいっぱいになりそうですね。
まだまだレクチャーしますので、続きをどうぞ~
次は実践編ですよ。