PTAを辞めたい。退会は出来る?出来ない?実際にやってみた結果
桜が咲く春はなぜかワクワクします。自分になにかある訳でもないですが。
満開の桜の花を見るとフレッシュな気分になり、少しだけだけど前向きになれます。
春は進級の季節でもありますね。進級すればPTAの役員決めがあります。
したい役員なんて無いし、してもいいかな?な役員もありません。
さらに言えば出来る役員も無いmomokoは正直ため息しか出ない状態。
そもそもPTAってなんなの?調べて実行してみました。
Contents
PTAって何
PTAは脱会出来る?
結論から言えば脱会出来ます。
入会するかどうか確認もされず、ほぼ強制的に参加するものだ的な雰囲気の元運営されていますが、脱会することは可能なんです。
だって、『任意の団体』ですからね。
では、なぜ入学式直後の新入生の名簿をPTA執行部が知っているのでしょうか。
それは学校側がPTAに渡しているから、ですよね。
個人情報の取り扱いが非常に問題視されているこのご時世なのに勝手に児童の名前も保護者の名前も筒抜けなんです。ちょっとビックリしちゃいません??
PTA会費の使い道
毎月支払っているPTA会費の細かい項目を確認した方、いたら挙手をお願いします。
momokoは今回、初めて細部にまで目を通しました。
ごくごく一部をご紹介します。
・PTA運営費(PPC用紙、インク、事務給料)
・PTA活動費(各委員会の活動費)
・学校行事費(入学式、運動会、卒業式、研究会など)
・学校衛生費(給食衣など)
・維持運営費(慶弔費、接待費、修繕費、校内美化)
上記は一部抜粋ですが、どう感じますか?
給食当番が来ている割烹着はPTAからの支給だったなんて知らなかった。
修繕費ってどこを修繕するんでしょうか。
もともとPTA会費は戦後の苦しい状況下の中で、国からだけのお金では学校運営が難しいからと始まったものだそうです。
すでに戦後76年経ちますね・・・
義務教育って支払うお金がいろいろたくさんあり過ぎていませんか。
PTA会費ありきで学校運営の予算は組まれているそうです。
騙されている気分になりました、わたし。
実際に脱会を申し出てみた
現実問題としてPTAの役員も係もmomokoに出来るものはありません。
年に数回とはいえ、平日の昼間に学校に集まるなんて私にはかなり厳しいです。
仕事を休めば出来ますが、PTAのためだけに貴重な休みを使いたくない。
参観日には休暇を取ります。他の学校行事にも参加しています。兄弟がいれば子供の学校別に休暇を使うので、休暇を取る余力は残りません。
自宅でできるお仕事もありますが、それをするには自分の睡眠時間を削るしかないんです。
日々のタスクをこなすのが精一杯の毎日を送っている人間にとって、睡眠時間を削るのは命を削るのと等しいんですよね。
PTAって命がけになってまでしなくちゃいけないのでしょうか・・・
出来ないと分っていて係を引き受けるのは卑怯な気分になるので、PTA会長に脱会したいと申し出ました(正確には担任に退会したい旨を書いた手紙を託した)。
すると便箋4枚に渡る、長ーいお手紙をPTA会長からいただきました。
そこにはPTAがどれだけ子ども達の利益になっているかといった内容でした。
退会したいことを伝えただけですから、了承するのか、しないのか。その答えは書かれていませんでした。
PTA会長さんが考えてくれた?momokoにも可能そうな役員を推薦しようと思うがどうだろうか?と、事情は分らなくも無いから譲歩するよ。という事ですよね。
結局手紙のやり取りではラチがあかないので、電話でお話しました。
・朝の挨拶運動は仕事に遅れるので出来ない。
・自宅でできる仕事と言うが、睡眠不足からの体調不良をPTAは補償してくれるのか。
・命かけてまでPTA役員は出来ない。
etc・・・を伝えたところ
・本年度は免除という形にしたい。
・脱退すると卒業式のコサージュはmomoko息子には無いが良いのか。
という、若干パワーを感じる返事をいただきました。
卒業式にコサージュ無し事件はすでに裁判にもなったというのに、知らないようですね。
PTAに参加していない児童にはコサージュあげませんって、逆差別じゃないんですか。
子供がかわいそうでしょ?っていう脅しでしょう?
他のことでは平等に、公平に、イジメはダメっていう教育を行っている学校でこれを言うんですね。怒り心頭です。
まとまるか?
結局完全脱退は難しい様子なので、会費だけ納めて活動には参加しないという所で妥協いたしました。
PTAに参加していない方もおられる(全国で)ようですが、誰でもすんなり脱退できるわけではないようです。
県の教育委員会に文句(なぜあらかじめPTAが新入学児童の名前を知り得たのか)を言えば、校長に指導が入りますので、脱退は可能と思いますがその後の学校生活を実際におくるのは子供なので、やはり不安は残ります。
PTAの参加、不参加ひとつも難しいですが、学校の在り方にも疑問をもたなきゃいけないですね。
様々な家庭環境があるのですから、もっと柔軟に対応してもらいたいものです。