ケチって何だ?ケチと倹約(節約)はどう違うのか調べてみたよ
「ケチ」まぁ何てイヤな響きなのでしょう。
どう前向きに受け止めようとしても、褒め言葉ではありません。
「あの人って、ケチだよねー。」
こんな事を影で言われた事があるでしょうか。
先日、とある人が私のことを「ケチ」だと言っていたと聞かされました。
瞬間的に頭に血が上りました。
「なんだと?私がケチ?どういうことなのさ?!」
そもそも「ケチ」ってなんだろうか?どういった人を「ケチ」と呼ぶのだろうか?
納得がいかなかったので、調べてみました。
Contents
「ケチ」の解釈
「ケチ」という言葉の意味を調べてみました。
金銭を使うことを嫌い、基本的な快適さや生活上の必要の一部を犠牲にしてでも、金銭その他の財産を溜め込もうとする人物。
吝嗇家(りんしょくか)ともいい、「けち」に「吝嗇」の字を当てることもある。
また、特に金銭を溜め込むことに執着する人物は「守銭奴(しゅせんど)」と称されることもある。
誤った用法であるが、金に執着する人の事を銭ゲバと呼ぶ場合も有る。
引用:ウィキペディア
『基本的な快適さや生活上の必要の一部を犠牲にしてでも』
この部分が非常に笑えます。
人間としての快適さや必要であることを犠牲にしてでも、お金に執着するということですねー。
なにがなんでもお金を貯めようと必死になっている様が目に浮びます。
実際に自分の周囲にいませんか。
「え?そこケチる??」
って感じてしまう人。
例えば、何かのおまけについていたであろうバックを、表面が毛羽だっても、すり切れていても使い続けていたりとか。
何年も一緒に仕事をしてきた人が入院した時に、最近入って来た新人社員と一緒にお見舞いを包もうとしてみたりとか。
あ、いえ、これはあくまでも例として、ですよ。
「倹約」の解釈
では、「倹約」の意味はどうなのでしょうか。
費用を切り詰めて無駄遣いしないこと。
節約。
引用:広辞苑
無駄遣いしないこと。
これが全てです。
必要なことにはお金を使うけれど、無駄には遣わない。
お金は水道と同じだと何かで読みました。
水道の蛇口は必要な時にだけ開けて使い、不要な時には締めておくといった内容でした。
ここぞ!という時にはドンっと使います。
例えば、旅行に行った時などはそうです。
せっかく楽しむために遊びに行っているのに、ケチケチしていては面白くありません。
ご当地グルメを堪能し、心ゆくまで遊びます。
また、冠婚葬祭もそうです。
ご祝儀や香典はケチケチするものではありません。
「おめでとう」の気持ちや、「今までありがとう」の感謝の気持ちを表す場合に、少ない金額にするなんて、相手も自分も低く評価していることになるように感じます。
「ケチ」と「倹約(節約)」は似ているけれど・・・
「ケチ」も「倹約」も、お金の使い方が豪快では無い、といった点では似ていますね。
けれども、その本質は違っています。
何が何でもお金を惜しむのが「ケチ」であり、使い所をわきまえているのが「倹約」です。
湯水のようにお金を使うのは「浪費家」と言います。
使い切れないほど、お金があればそれもいいですよね。
うらやましくはありますが、「浪費家」になりたいとは思いません。
「ケチ」と言われると気分の良いものではありませんが、「倹約家」と言われると、ちょっと賢そうに聞こえませんか。
ちゃんと考えた上でお金を使っている印象になります。
言う側も「ケチ」と呼ぶ時に多少の悪意があるように思います。
相手のことを見下している場合に「ケチ」と言うのではないでしょうか。
もしくは、「あ、これは負けたな・・・」という劣等感も潜んでいるのではないでしょうか。
ちょっと見下していた相手にしてやられた時、悔しいけれど自分には思いもよらなかった方法を相手に取られた時、「ケチ」と言って自分を正当化しているのではないでしょうか。
まとめ:「ケチ」って言う心根がイヤだわー
いくら「ケチ」だとしても、人に言うことではありません。
自分の心の中で思っていれば良いのです。
「ケチ」と「倹約(節約)」は似ていて非なる言葉です。
「ケチ」と言う人には嫉妬心や敗北感もあるのかもしれませんね。
もしも「ケチ」と言われても、知らんぷりしておきましょう。
口に出して言う人よりも数倍マシです。
「ケチ」という心根にドンマイ!です^^