必見!!すり傷の手当ての仕方〜現役ナースが伝授します〜
誰でもすっ転んだことなんて一度や二度はありますよね。
傷はたいしたことないですが、地味に痛いですよね、すり傷ってやつは。
すり傷の手当てって、どうしてますか?
お水で洗って、消毒する。
そして絆創膏を貼る。スタンダードですねー。
でも、この方法ってすでに時代遅れだって知っていました?
「うっそ~。普通でしょう?」
いえいえ、一昔前のやりかたなんですよ~。
今回は特別にこの記事を読んで頂いている方、限定で現役ナースが最新の方法を教えちゃいますね。
Contents
バイ菌の事情
転んで擦りむいたら、身体の中にバイ菌が入ってしまいます。
「急いで洗わなきゃ!!」
普通はそう思いますよね。
それがですね、そんなに急がなくても大丈夫なんです。
すり傷からバイ菌は入ってきますが、繁殖(身体に悪い影響が出る)するのに、8時間かかるんです。
お昼に転んでも夜までにちゃんと手当てすれば大丈夫なんです。
8時間って、けっこう長いと思いません?
「保育園でころんだー。」
「学校の休憩時間にころんで、保健室に行った。」
家に帰ってきてからでも、全然大丈夫。
余裕で間に合っちゃいます。
手当ての仕方
❶ 流水でしっかり洗う
❷ 保護テープを傷に貼る
❸ そのまま1週間待つ
❹ 1週間経ったら保護テープを剥がす
以上、おしまいです。
「それだけ?」
はい、それだけなんです。
人間の身体には自然治癒力があることを最大限に利用してみると、こうなってしまうんです。
そうはいっても、ちょっと不親切ですよね ( ̄∇ ̄)
もう少し詳しく説明しますね。
「じゃあ最初からそうしてよ」
はい?何か聞こえて来ましたけど、こちらにも都合というものがありまして、そうそうすぐに教えるわけにいかないんです。
手当ての仕方(具体例)
ポイント1 流水で洗う
しっかり洗って下さい。
手加減不要です。
くれぐれもお湯で洗わないように(苦笑)傷にしみますからね。
水です。しかも流水です。
病院で同じ状況だったら、歯ブラシでガシガシこすりながら洗います。
ごく普通の親御さんでそんな荒技が出来るわけ、無いですよね。
だって、傷口を歯ブラシでゴシゴシなんて怖くて出来ないですよね。
想像しただけでも痛そうですものねぇ。
歯ブラシを使わなくてもいいので、傷口についている砂やゴミをできるだけ取りのぞいて頂きたいんです。
恐がりな人は指でこすってください。
もうちょっと出来るかも?な人はハンカチやガーゼで優しくこすってみてください。
傷口のゴミが無くなれば完璧👍です。
どうしても洗い流す以外出来ない人は後でまたお話しますね。
ポイント2 保護テープを貼る
最近はたくさんのメーカーからいーっぱいの商品が発売されています。
誰でも一度は聞いたことのあるメーカーから、存在すら知らないメーカーまで本当にたくさん発売されてます。
それだけ一般的な方法になってきたんですね。
困ったことにすり傷は決まった大きさじゃ無いんです。
めちゃくちゃ大きかったり、ちょこっとだったり。縦長だったり、横に長かったり・・・・
販売されている保護テープの規格に大体合いません。
そして、この保護テープ、お高いんです(T^T)
いくらすり傷に効果があるといっても、買うのをためらうお値段じゃ・・・ね。
そこで私のオススメはこちら『ハイドロ保護テープ Mサイス』です。
1枚当たり25円です。これならケチらずに使えますよね。
傷が小さい時にはハサミでチョッキンと切って貼ればいいですし、大きければ傷を覆えるだけ貼ってあげればいいんです。
二枚以上を使う場合には少しづつ重ねるように貼ります。
すり傷よりも少し大きめに貼ってくださいね。
さらに効果を上げるために
大人であればこれで完了なんですが、子供は新陳代謝が活発。そして汗かきですよね。
せっかく貼った保護テープが寝て起きたら剥がれて無くなっていた。なんて哀しい事態になっちゃいます。
そんな哀しい思いをしないために、保護テープの周りを絆創膏で補強しておきます。
医療用の紙テープもドラッグストアで売っています。幅広のテープを貼ってもOKです。
すり傷の面積が大きい場合は浸出液もたくさん出るので、翌日には張り替える必要もあります。
ピッチリ周囲を絆創膏で貼らずに、すり傷の下になる部分をほんの少し隙間を空けておくと、そこから浸出液を逃がす事ができます。
ほんの少しって、5ミリ~1cm未満で充分です。
保護テープの上からティッシュで押さえれば、余分な浸出液を取り除くことができます。
保護テープがあまりにもブヨブヨしているようなら、諦めて張り替えてあげましょう。
そこまででは無いし、何度も張り替えたくない人は防水の絆創膏を使うと長持ちします。
最初の流水でゴシゴシ洗えなくて、ゴミが傷口に残っちゃった時は、翌日に張り替えましょう。
保護テープにゴミや砂の残りがくっついています。
ポイント3 一週間放っておく
一週間、保護テープを貼ったままにしておくことで、自分の力ですり傷は治っています。
保護テープは簡単に取れると思います。
保護テープの下にはうっすらピンク色をした新しい皮膚が出来ているはずです。
かさぶたが出来ることも無く、すり傷が治るってすごいですよね。
ちょっと、感動しますよ。
傷つながりで宣伝しますが、わたしのお気に入りの絆創膏は『ケアリーブ』なんです。
関節の部分に巻いても違和感があまりありません。
さらに、お肌に優しいんです。
テープにかぶれやすい私でも大丈夫です。
試供品で出会ってから、ずっと浮気していません。
興味があれば試してみてくださいね。
まとめ
すり傷の手当てのしかた最新版でした。
消毒しなくていいなんて、最初はちょっと怖いと思います。
医療現場ではすでに行われていますし、わたしも体験しています。
最初にしっかり洗い流すのをお忘れなく~。