ウルッと来た子供の発言~怒ってゴメンよ・・・反省するよ~
今年の夏を息子達は忘れないであろう。
夏休み前に断水で学校は休校
再開したと思えばすぐに終業式
しかも、各教室で校内放送での終業式
成績表をもらわずに夏休みに突入
夏休みだというのに毎日学校へ行く
母さんの勝手で寺社詣で
帰って来るなり宿題に追われる
実質の休みなんて4週間あるか無いか。
それでも宿題は、例年よりは少ないかもしれないけど、親から見ても
「終わるの?この宿題って・・・」
ちょっと厳しいのではないか?な量があります。
なぜだか一度聞いてみようかなぁと思っているのですが、
夏休み最後の登校日に宿題を持って行かないといけないんです。
9月の始業式に持って行く、では無いんです。
今年の夏休みは8月の最後の週は半日学校に登校する事が決まっています。
その前に登校日があるんですよ。
めっちゃ巻かなきゃ終わらないでしょ?
平日は放課後クラブへ行き、夕方自宅に帰る。
親が宿題をきちんと確認出来るのは週末のみ。
自発的にちゃっちゃと終わらせるような息子じゃないんですよ。
結果、毎週末になると鬼と化した母さんに怒られながら
宿題をしていました。
「かわいそうだなぁ・・・」
そう思っていましたよ、わたしも。
低学年の次男坊は宿題の量も少ないけど、要領がいいんです。
早めにGOOLしました。
学年が上がるにつれ、宿題の量も増えていきます。
長男はそれでなくてもマイペースなのに、量が多い+日数短い
親としては間に合わなくてもいいんじゃない?なんて言えません。
新学期が始まるまでに延長してくれないかなぁ、本気で思ってました。
かわいそうだけど、決まった宿題はさせないといけません。
わたしも疲れているけど、週末はずっと宿題に付き合ってました。
なかなか終わりが見えないので、かなりピリピリ、カリカリしてました。
どこまで進んだの?
あと何が残っているの??
このペースで間に合うの???
毎日毎日、挨拶のように言っていました。
少しでも進めるんだ。
1ページでも漢字ドリルをしておくんだ。
楽しみにしているテレビも見せずに締め上げていました。
時には涙を浮かべながら、それでも弱音を吐くこと無く、
いや、言えなかったのかな。
登校日まで片手で数えられるくらいになって
やっと終わりが見えてきました。
(終わっていませんよ?もちろんですけど)
登校日には間に合いそうだとやっと、やっと、思えるところまでたどり着きました。
間に合うだろうと確信したので、
その時点で解放してあげました。
今日は好きなだけテレビを見させてやろう。
「何とか間に合いそうだね。」
そう言うと、安心したような顔をしました。
夕食後にわたしが言った「宿題が終わりそうで良かったね。」
これに対して、なんと衝撃発言です。
「お母さん、1日中宿題見てくれてありがとう。」
えぇ~!? そう来る??
何て返したらいいのやら・・・
長男坊の発する言葉は後から後からじんわりと効いてくるんです。
ずっと机に縛り付けられていたんだから、
「やったー!!」とか「あ~疲れた・・・」とか
もっと子供が言いそうなことがあるでしょう?
それが「見てくれてありがとう」ですよ。
「うん、キミもよく頑張ったと思うよ。」
いや~どういう反応したらいいんでしょう。
きっと長男なりに、お母さんもお仕事しているのに、自分の宿題に付き合わせて悪いな・・・
なんて思っていたんでしょうか。
わたしが思っている以上に成長しているんですね。
身体だけではなくて、心の方も。
あ~この子は優しい気持ちを持っているんだな。
相手を思いやる気持ちがあるんだな。
ちょっとくすぐったいような、うれしいような。
温かい思いがじんわりと広がっていきました。
もう少しで手が完全に離れるであろう長男坊との時間を
大切にしていこうと改めて思いました。
ガミガミ言うのも、もう少しなのかな。
反省とともに寂しさも感じた出来事でした。