病院に診察&検査に行く時に是非気をつけてもらいたいと思っていること
「調子が悪いな・・・、病院で診てもらおう。」
「検査の予約をしていたわ。CT検査ね。」
こんな時、どんな服装で病院に行くのか、考えたことがありますか?
普通なぁんにも考えてないか、きちんとした服装にしようって思いますよね。
実はNGな服装ってあるんです。
こうじゃなきゃいけない、なんて決まりは無いです。もちろん。
でも知っておくと良い事もありますよ~。
例えば、痛いくて怖い注射を1回で済ませてもらえる、などなど。
医療者側は思っていても口に出して言いません。
そんな裏情報をお届けしますね~。
採血がある。または採血するかも?な場合
採血=針を刺して血液を抜かれる、とってもイヤな検査のひとつ
引用;雨雲サイト
私は針を刺す側の人間です。全ての看護師が同じ事を考えている訳ではありませんので、念のため。
それでも多くの看護師は同じようなことを思っているはずです。
採血をする時には一応1回で、なおかつ痛くないように採ってあげたいと思っているんです。
これにはもちろん採られる人にも協力してもらわないと、出来ません。
動かないのは当たり前、として、服装も関係するのか?そう思います??
関係しているんですよ~。そこのお父さん!帽子をかぶって病院に行ってません?
オシャレなハットはまだ、許容範囲内なんですが、キャップは脱いで欲しいなぁ・・・
なぜかって?キャップのツバが照明をさえぎってしまうので、血管を探すのに苦労するんですよ。
影になって良く見えない~って思っています。
脱げない事情のある人もいますよね。そんな人は脱がなくてもいいですから、せめてツバを後ろにしててください。
照明つながりで言いますと、のぞき込む方がいらっしゃいます。
出来ればお顔は遠くに離してくださいね。
近くでのぞき込むとこれまた、照明を遮ってしまうので、見にくいんです。
最近、走っている人をよく見かけますが、病院に行く時にランナーシャツって言うのかな、ピタッとしたインナーを着てくるの、やめていただけます?
「採血しますね。腕を出していただけますか?」
出された腕にピッタリシャツ・・・
まくり上げられないじゃないですか。
何をしに病院に来たのか、聞きたくなります。
一番痛いと言われている、手の甲から採血していいですか。
そこしか出て無いですもん。二の腕まで上がる服をお選びください。
CT,胃カメラなど検査があると分かっている場合
CT検査は急遽、今から撮りましょう!!もありますが、だいたいは予約して受ける検査ですよね。
胃カメラもしかり、MRIとかもありますね。
検査着に着替える事もありますよね。
最初から着替えるおつもりなら、まぁそれはそれでいいです。
着替えのしやすい服装でおいで下さい。
出来れば他にも検査を受ける方がいらっしゃいますので、パパッと着替えられる服装がうれしいです。
お一人につき、着替えに数分を要しますと、30人、40人となった場合、非常に待ち時間が発生します。
自分が早く帰りたいなら、短縮できることはしておいて欲しいなぁ・・・
白い洋服も止めておいた方が賢明です。
病院サイドは何色を着ていても、いっこうに構わないのですが、採血の時に血が飛んじゃった。とか
消毒液で汚れてしまって落ちないよーてな事もあります。
さらに、病院にある機械類はほぼ金属NGです。
ファスナーはもちろんのこと、スナップボタン、ブラのホック、キャミのストラップ、すべてアウトー!です。
ピアスや指輪、ネックレスは家に置いて来て下さい。
外すのもつけ直すのも時間がかかりますし(内心イライラしながら待っております)、無くなったら大問題。
意外にこれも?なのが、くるみボタンです。
チャイナドレスに着いているような、コロンとした女性の洋服についているボタンですね。
男性陣はほぼオールアウトです。ズボンのファスナー、ベルト、検査が出来ません。
トレーナーにスウェットが一番好きです。
『高校時代の体操服で病院へ行く』というのが世間の常識にならないかなぁ?などと本気で思っています。
男性は関係ないですが、女性のみなさん、フルメイクは止めましょう!!
ドレスアップも止めましょう!!
病院は「病を診てもらうところ」です。
素敵なメイクはよそで披露して下さい。
顔色が良いのか、悪いのか、区別がつかないんです。
ありったけのアクセサリーは一体誰に見せようと思っていらっしゃるので?
「私って、こんなにたくさんあるんですの~」
そんなアピールは病院では不必要なだけです。
同窓会などで是非とも思う存分アピールなさってくださいませ。
ドレスアップもしなくていいです。ヒールなんて履かないでいただきたいし、ブーツはもはや敵ですね。
ヒールを履くためにはパンストは必須ですよね。
パンストを脱いだり、履いたり、かなりの時間がかかります。
靴下最高!!です。靴下まで脱ぐ検査はあまり無いですから。
同じ感覚で言わせて頂ければ、妊婦健診でブーツを履いているのを見ると、ガックリきます。
お中のエコーを見るとき、下からエコーで子宮の様子を観察するとき、必ずブーツは脱いでベッドに上がります。
ブーツは決して脱ぎ履きが簡単ではありません。
1回の検診で一体何度ブーツを脱ぎ、履くと思います?
妊婦さんである以上、動きがゆっくりになるのは仕方が無いことです。
そこへ持って来て、脱ぎにくいブーツ・・・
必要以上に時間がかかって仕方が無いんですよ、トホホ
妊娠中は出来るだけ待つ時間を短くして欲しいですよね。
自分ひとりくらい良いんじゃないのかな。
一人ではありません。冬場のブーツ確率はかなりのハイスコアです。
妊婦さんがお一人お一人気をつけてくださるだけで待ち時間は大幅に早くなります。
「内診台へどうぞ~」このときにブーツだと必要以上に時間がかかっています。
医療者側は「まぁたブーツなのか・・・ブーツはご遠慮くだいと張り紙したいですよね。マジで」
これは、本心だと言っていいと思われます。
どうしてもブーツは譲れないわ!!という方。
車で履き替えてくださいね。
診てもらった帰りにかわいいブーツを履いたら良いのではないですか?
まとめ
今回はこのへんで止めておこうかなっと思います。
おうちでのリラックススタイルで来ていただくのが、最高です。
たまに常連さんがおられて、完璧スタイルで来られます。
「完璧ですね。100点満点差し上げます!!」
こんなセリフを吐く看護師に出会ったら、私だと思っていただいていいかなぁと思いますよん。